四条烏丸のモダニズム1 京都産業会館
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四条烏丸といえば重厚な銀行の建物が立ち並ぶ一角として知られていましたが、それも次々と改築が進んでいます。残るUFJ銀行(元三和銀行)もずっと柵に囲まれたまま、改築待ちという状況のようです。

そんな四条烏丸でなんといっても好きな建物が1965年(昭和40年)にオープンした京都産業会館とその背後に構える市営駐車場です。

京都の1960年代といえば、前川國男の京都会館(1960年開館)、山田守の京都タワー(1964年)、大谷幸夫の国立京都国際会館(1966年)と戦後の建築史を彩る名建築が生まれた時代。産業会館と市営駐車場にもその時代の勢いを感じることができるのではないでしょうか。

産業会館は近年改築されて、瓦の柄の入ったヘンなガラスの庇がついたためにクールな外観がちょっと損なわれたのが残念です。京都デジタルアーカイブに、オープン当時の産業会館の動画があります。建築当初はシンプルでカッコイイです。
京都デジタルアーカイブhttp://www.archives.astem.or.jp/
メニューの動画アーカイブに、昭和40年11月の「京都産業会館が完成する」というのがあります。ほかにも京都会館の建築風景なんかも興味深いです。ストリームじゃないのがイケてませんが。

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内部は階段を支える打放しコンクリートの構造なんかもクールです。当時の動画にも映っていた地下の通路はすべてタイル貼りになっているのですが、これがタイルというかきれいな陶板で、40年以上経った今でもピカピカで全く欠けがなくしっかりしています。当時は和装業界も勢いがよかったはずなので、いい素材を使っているのでしょうか。
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いずれにしても、建築的にはあまり注目されていない建物なのは残念です。

■下京区 京都産業会館
■1965年
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by radionova2 | 2006-10-01 21:28 | 公共行政
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