北大路通りに面する大型マンション。1階と地階はテナントになっていて、下鴨高木町のランドマーク的な建物なのですが、これが未来的でファンシーな、まさに70年代どまんなかの物件なんです。
「じょい下鴨」というネーミングからしてこの時代っぽいんですが、少し前に、この筆文字で描いたロゴが、これまた70年代的なサインポールから消えていたのです!これは改装とかされちゃうのだろうか!?と今回取り上げてみました。 まず、なんといってもこれ!壁面にビス付けされた透明ドーム! 現在では壁面に汚れが出ていてちょっと悲しいものがあるのですが、同じような明り取り窓は、東山仁王門の京都文教高校の建物にも付いているのを見かけたことがあります。 エレベーターホールから見た丸窓はこんな感じ。 エレベーターの扉の向かいの壁面は、デイジー模様のレリーフタイルがカワイイ!赤と白、丸、がここのデザインのテーマなんですね。 そして階段室はこんなデザイン。やっぱり丸窓が未来的! 階段は三角形に螺旋を描いていて、これも幾何学的で美しい。 各戸の外部にもアールのデザインが生かされていて、住居ごとに設置された格子の柵や面格子のデザインもちょっとファンシーで素敵。 廊下のバルコニーの上も飾り柵になっていて、これが、外から見ると可愛らしいトリミングになっているわけです。 すばらしい70年代集合住宅ですね。 ■左京区 商業ビル/集合住宅 ■竣工 1975年2月 SRC造9階建 ■施工 熊谷組
by radionova2
| 2007-11-05 01:40
| 住宅
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