カテゴリ:教育福祉( 2 )
廃墟になる自由1 元・京都社会福祉協会
古い建物について、性急に開発か保存かという決着を付けずに放置しておくという選択肢もあるのではないかという話は、前のエントリで紹介した船場建築祭で印象に残る刺激的なテーマでした。

ここにも、廃墟というモラトリアムを与えられた近代建築があります。1936年(昭和11年)築の京都社会福祉協会です。

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ほぼ向かい側にあった春陽堂本社(1924年(大正13年)武田五一設計)が、マンション開発のためにあっという間に消えてしまったのを目にすると、丸太町通りに面したまとまった土地をこうして長らく放置しておけるのは、公共の持ち物だからこそではあるのですが、使われず放置されている姿も痛々しいのは確かです。

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これだけ枯れ果てた建物が再利用されるのかどうかはちょっとわかりませんが、こうやって物好きな人間が眺めることができるだけでも、何かの意義があるかもしれません。

■丸太町通智恵光院西入ル 元・京都社会福祉協会(内職補導センター本館)
■1936年(昭和11年) 鉄筋コンクリート造
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by radionova2 | 2006-10-15 21:37 | 教育福祉
Modern洋裁学校 [消失物件]
dressmaking school, disappeared

好きな建物がまた消えてしまいました。
横長のラインが強調された明かり取りの窓に、アクセントを添える小さい丸窓、縦長のスクラッチタイル。かつて洋裁学校だったというデザイン性の高い建物でしたが、先日前を通ったら更地になっていました。

dressmaking school, disappeared

このデザイン画も素敵でした。いまは、ハルヨイという謎のワードを追いかけるすべもありません。

有名建築家の文化遺産ともいえる作品(武田五一設計の春陽堂本社)だって気が付いたら消えている昨今、しかたないことではあるのですが、寂しいです。

■東山区 洋裁学校
■鞘町通五条下ル
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by radionova2 | 2006-09-04 23:54 | 教育福祉