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70年代アルミビル 京都朝日ビルディング
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くすんだシルバーの壁面に、平面的に並ぶ同じサイズの窓。御池通りに並ぶビルのうち、柳馬場の朝日新聞ビルはどちらかというと地味な印象をうけがちなのですが、よく見ると1972年築というこの時代らしいすごく個性的なビルです。

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外装はすべてこれ!ハニカム形のエンボスになったアルミダイキャストパネルなんです。

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この写真をみればよく分かるのですが、縦長サイズのパネルと、窓用のパネルと、主に使われているのはこの2種類のパネルのみ。かなりサイバーなビルでしょ。

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昨年、ビルの1階にキッチンメーカーのショールームが入って、これが、今まであまり目立たなかったこのビルの魅力をうまく引き出しています。

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こんなポップアートは、この70年代のテクスチャーにはまりすぎですね。

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近代建築の魅力を生かしたリノベーションは盛んですが、こういう戦後建築のうまい活用も、もっと広まってほしいですね。

■中京区御池柳馬場
■京都朝日ビルディング
■1972年竣工
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by radionova2 | 2007-02-25 22:54 | 企業
旧・北國銀行は商業施設に flowing KARASUMA
以前話題にした旧・北國銀行のその後。年明けにニュースで見かけて、そのまま書く時期を逃していたのですが、最近の記事を見つけたのでアップしておきまます。
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この建物、結局長谷ビル自身の直営でflowing KARASUMA(フローイング・カラスマ)という商業施設になるようです。それにしても flowing て、流されていきそうなネーミングはどうなん?
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以前の日経の記事では、3月とありましたが最近の記事では4月にオープンとのこと。
どのように、この建物の魅力を生かしてくれるのか注目したいですね。

公式サイトはこちら

NIKEI NET:辰野金吾設計の銀行支店跡、3月下旬にも商業施設に
四条烏丸に複合商業施設「フローイングカラスマ」-4月開業
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by radionova2 | 2007-02-20 21:54 | 店舗
昭和RCモニュメント2 金光教烏丸教会
先のぎおん石ビルと似通った、建物の上部のコンクリートのマッスが存在感バツグンなこちら。以前紹介した京都商工会議所の隣にある、金光教烏丸教会です。この屋上の物体、いったい中には何が入っているのでしょうか。
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こちらもコンクリートの処理が面白いテクスチャーなのですが、よく見ると、ぎおん石ビルのほうも奥の壁面に同じような処理の部分があります。定礎には昭和46年(1971年)とあり、先のぎおん石ビルのすぐあとに建てられた、同世代の建築といっていいのではないでしょうか。
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こちらもよく見ると細部が凝っていて楽しい建物です。ぎおん石ビルと金光教烏丸教会、60年代末から70年代はじめの雰囲気を伝える、それぞれ個性的だけれど共通点のある建築なんですね。
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■中京区 金光教烏丸教会
■定礎1971年7月
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by radionova2 | 2007-02-18 23:37 | 宗教施設
昭和RCモニュメント1 ぎおん石
60年代の終わりから70年代にかけての香りが残る建築として、2つのビルを紹介しましょう。まず、祇園は八坂神社の目の前、坂下石材商店のぎおん石ビルです。
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この建物の上のほう、有名なあの建築を連想しませんか?コルビュジェのロンシャン教会!あっちは1955年の作品ですが、こちらは昭和44年(1969年)の竣工。プレートには設計三澤建設設計事務所、施工長谷川工務店とあります。
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壁面のテクスチャーやデザインがかなり面白いビルです。壁面から突き出した丸い照明が、各所のモチーフとして使われています。
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このビル内の喫茶室のインテリアなんかも当時のままっぽいので、ぜひチェックしてみたいところなんですが、ちょっと入りにくいんですよね。
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京都の貴重な60~70年代的モニュメントです。
このビルと兄弟ビルという趣の金光教烏丸教会はこちら

■東山区 坂下石材商店 ぎおん石
■1969年竣工
■設計三澤建設設計事務所 施工長谷川工務店
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by radionova2 | 2007-02-17 23:21 | 店舗
レトロ木製装飾面格子
京都の民家といえば、窓には直線的な格子が付き物ですが、こんなにかわいい面格子のお宅もあります。京都的というよりは昭和っぽいですね。
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近代建築好きや60~70年代マニアにはたまらないNHKの朝ドラ"芋たこなんきん"の徳永医院の窓の面格子も、これほど装飾的ではないですが、こんな感じの木製なんですよね。

■中京区 民家
■木製面格子
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by radionova2 | 2007-02-13 00:26 | Detail
100年リサイクル 東本願寺の瓦
白と黒を基調にしたちょっと和風なデザイン。五条御前あたり、昨年オープンした京都リサーチパーク8号館のエクステリアです。
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実はここに用いられている瓦、現在修復工事中の東本願寺御影堂の屋根から降ろされたものなんですって。
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この修復工事では「環境」も重要なテーマで、巨大な屋根から降ろされて廃棄される瓦や葺土を積極的に再利用する試みがされています。そのひとつが、こういった形での利用なんですね。このような使い方では消費する数はしれていますが、確かにシンボリックではあります。
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ということで、興味が出てきたので東本願寺さんへ行ってきました。(昨年ですが)
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すっぽりと覆われた御影堂の前には屋根の構造を説明するサンプルが置いてあります。

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葺土に瓦を載せた工法と、木材を組んだ上に瓦を載せた工法がわかりやすく紹介されています。さすが、瓦がでかい。

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御影堂の屋根には17万5千枚もの瓦が乗っているそうです。重量にして瓦1,500トン、葺土1,100トン。すごいスケールです。

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瓦記名印刷所。奥に見えるのは、大日本スクリーンが開発した世界に1台!瓦用インクジェットプリンターなんだそうです。このプリンターで、寄進した門徒さんの名前を瓦に印字するんですよ。
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プリンターなんて味気ないと思いがちですが、申込用紙をスキャンしてその人の筆跡がそのままプリントされるというのはいいではないですか。個人個人の入稿がバラバラでも、お寺ごとにまとまったものから順に印刷していくという瓦版DTP!

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瓦について様々に紹介するパネル展示や瓦を再利用したアイテムなどもあちこちに。地味ながら濃い瓦ワールドで面白かったです。
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詳細はこちらの東本願寺さんのサイトへ。http://higashihonganji.jp/
サイト構成がイマイチでわかりにくいんですが、御影堂修復関連のレポートはかなり面白い!「御影堂御修復のあゆみ」バックナンバー必見です。

■下京区 京都リサーチパーク、東本願寺御影堂
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by radionova2 | 2007-02-04 00:16 | 宗教施設